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Saturday, April 19, 2025
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下垂体腫瘤に対して統一された定位放射線治療プロトコール(16Gyシングルフラクション)で治療した犬13頭の治療成績とCT・MRIを利用したターゲットの描出。(2014-2017)

犬の下垂体腫瘍は定位放射線治療(SRT)による治療が増えている。ここでは、シングルフラクションSRTで治療した犬の臨床結果を報告し、SRT治療計画の技術的側面についても検討した。2014年から2017年の間に、標準化されたシングルフラクション(16Gy)のSRTプロトコルを用いて治療された下垂体腫瘤(PM)のすべての犬を対象に、単一施設でのレトロスペクティブ研究を行った。医療記録のレビューを経て、13例が確認された。9頭はSRT後に神経学的に改善した。4頭の犬は、MRIで記録された腫瘍体積の減少を経験した。9頭の犬は、SRT後1.5~18カ月で神経学的な低下を経験し、安楽死させられた。全生存期間の中央値は357日で、15%がSRT後18ヶ月間生存していた。コンピューター断層撮影(CT)に加えて磁気共鳴画像(MRI)を使用した場合に、SRTの標的描出が予測可能に変化するかどうかをよりよく理解するために、2人の放射線腫瘍学者(RO)が、これら13例のSRT計画に使用したすべての画像検査をレトロスペクティブに再評価した。各症例のCTとMRIの共同登録により、腫瘍の総体積(GTV)を輪郭で表した。7例では、少なくとも1人のROがCTだけではGTVの輪郭を描くのに不十分であると判断した。11例では、T1コントラスト後のMRIがGTVの輪郭形成に理想的な画像と考えられた。11例の場合、MRIで輪郭をとるとCTよりもGTVが大きくなった。観察者間のばらつきは各症例で存在し、MRIではより大きかった。以上のことから、SRTを使用する際には、CTとMRIの共同登録画像を使用することが、一般的にPMの描出に有利であると考えられる。注目すべきは、今回報告された生存期間は、細かく分割されたフルコースRTプロトコールで治療されたPMに対してこれまでに報告されたものよりも短いことである。

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