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Sunday, December 29, 2024
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犬の心基底腫瘍の疑いに対する従来の分割照射と定位放射線治療の長期成績

犬の心臓ベースの腫瘍が疑われる場合の放射線治療結果の発表は限られている。このレトロスペクティブな縦断的研究(2014/3~2019)では、心基底部の腫瘤に起因する臨床症状(6)、または心エコー図で腫瘤が徐々に大きくなる無症状(2)のいずれかを有する8頭の犬が、従来の分割放射線治療(CFRT)または定位体放射線治療(SBRT)を受けた。症状のある症例の臨床的所見は、次のうち1つ以上を含んでいました:鼻水・咳(4)、運動不耐性(2)、虚脱(1)、心嚢液貯留(2)、稀な心室性早収縮(2)、腹水(1)、または胸腔液による呼吸困難(1)。CFRTの症例は50Gyを20分割で照射し、SBRTの症例は30Gyを5分割または24Gyを3分割で照射した。2頭の犬は放射線照射後に化学療法を受けた。解析時には7/8頭が死亡し、1頭は治療後684日目に生存していた。初回治療からの推定全生存期間(MOS)中央値は785日(95%CI 114~868日、[範囲114~1492日])であった。5頭の犬がCFRTを受けた(MOS 817日;(95%CI 155日-到達しない[範囲155-1492日]))。3頭の犬がSBRTを受け、1頭は解析時に生存していた(MOS 414日、(95%CI、114日-到達しない[範囲114-414日]))。CFRTとSBRTの生存期間には、統計的に有意な差は認められなかった。症状のある患者のうち、5/6が改善を示した。フォローアップの超音波検査を受けた4/5例では腫瘤のサイズが縮小した。想定される合併症としては、無症候性放射線肺炎(4例)、心房頻拍/早鐘(4例)、腫瘍の進行に伴う心不全を伴う心嚢液貯留(1例)などがあった。この研究は、放射線治療が臨床的に重要な、あるいは進行性に拡大する心底の腫瘤に影響を与える可能性があるという予備的な証拠を提供するものである。

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