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Tuesday, December 24, 2024
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犬の口腔内非扁桃腺扁平上皮癌の治療における電気化学療法。症例シリーズ報告

非扁桃腺扁平上皮癌(ntSCC)は、犬によく見られる局所侵襲性の口腔腫瘍である。治療法としては、現在、外科手術と放射線治療が選択されている。電気化学療法(ECT)は、細胞障害性薬剤の細胞内への拡散を促進する電気パルスを用いた局所切除の抗腫瘍技術である。本研究の目的は、ECTで治療した口腔内ntSCC患者の転帰をレトロスペクティブに評価することである。12頭のntSCCの犬がレトロスペクティブに登録された。ECTは、11例ではブレオマイシンの静脈内投与(15 000 UI/m2)と併用され、1例では術後に行われた。検討したパラメータは、腫瘍の部位とサイズ、エレクトロポレーションのパラメータ、奏効率(完全寛解[CR]、部分寛解[PR])、生存期間中央値(MST)、再発率(RR)、無病期間中央値(DFI)、治療毒性(6点満点)であった。腫瘍の大きさの中央値は1.65cm(範囲0.3~8.0cm)、奏効率は90.9%(10/11;CR8、PR2)であった。2頭の犬が2回目のECTを受けた。腫瘍で死亡した犬(n=2)のMSTは110日、腫瘍がなく死亡した犬(n=3)のMSTは831日であった。5頭の生存犬のうち、1頭は腫瘍の再発を経験し、4頭はCRとなった。2頭の犬の結果は別々に分析された。全体のRRは27.3%であった。再発した犬のDFIとMSTは、それぞれ50日と115日であった。治療による毒性は非常に低かった。腫瘍が1~2cm以下の犬はすべて再発せずにCRを達成しており、ECTを用いた場合の予後が良好であることが示唆された。犬のntSCCに対するECTは、特に小さな腫瘍に対して有効な治療法であると考えられるが、この声明を確認するにはより多くの症例数が必要である。

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