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Wednesday, January 1, 2025
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犬の乳腺腫瘍。サイズの重要性-低悪性度から高悪性度のサブタイプへの進展

本研究の目的は、乳腺腫瘍の大きさと悪性度の増加との間に考えられる関連性を評価することであった。合計1459の乳腺腫瘍を有する625頭の犬のデータをレトロスペクティブに分析した。80.3%の犬は無傷で、診断時の平均年齢は9.7±2.5歳、75.8%は純血種であった。体重の中央値は20.0kgであった。悪性腫瘍(n=580)は良性腫瘍に比べて有意に大きく(平均でそれぞれ1.94cm対0.90cm;P≦0.0001)、その結果、腫瘍の大きさの増加と良性から悪性への変化との間に正の相関関係が認められた(P≦0.0001;rs=0.214)。悪性腫瘍を4つの悪性度(複合癌/単純癌/固形癌/退形成癌)に分類すると、腫瘍の大きさの増加と悪性度の増加との間に有意な正の相関関係(P ≤ .0001; rs = 0.195)が示された。多くの症例で、悪性度の高い腫瘍が悪性度の低い病変の中に発生していることが認められ、悪性腫瘍のサブタイプの中でさらに進行しているという概念が支持された。複数の腫瘍を有する患者では、悪性腫瘍の平均腫瘍サイズは、1つの腫瘍しか持たない患者に比べて有意に小さかった(平均でそれぞれ1.67 vs 2.71 cm;P < 0.0001)。これらの知見は、乳腺腫瘍が良性から悪性へと進行するだけでなく、低悪性度から高悪性度へと進行することを示唆している。したがって、わずか数ミリの直径の増加が、患者の転帰に大きな影響を与える可能性がある。

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