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Thursday, December 26, 2024
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口腔内悪性黒色腫の犬における初回治療としての治癒目的 vs 辺縁切除の転帰の違いと、アジュバントCSPG4-DNAエレクトロワクチンの影響。155例を対象としたレトロスペクティブ研究

犬の口腔内悪性黒色腫は、局所浸潤性で転移性が高い。現在のところ、局所制御のための最良の選択肢は、一括切除後、切除断端が不完全な場合は放射線照射を行うことである。補助療法としての化学療法の役割は疑問視されているが、免疫療法は有望である。このレトロスペクティブ研究では、単一施設で管理された155頭の口腔内悪性黒色腫(I期24頭、II期54頭、III期66頭、IV期11頭)を評価した。目的は、発症時に治癒目的で外科的治療を受けた犬(第1群)と、わずかに切除しただけの犬(第2群)の間で、生存期間(MST)および無病期間(DFI)の中央値の違いを評価することであった。MSTは、第1群の方が第2群よりも長かったが(594日対458日)、有意差は認められなかった(P=0.57)。しかし、DFIについては統計的な差が認められた(232日対183日、P=0.008)。ワクチン接種を受けた犬のサブ集団において、アジュバントである抗CSPG4 DNA電気泳動の影響を評価したところ(治癒目的、第3群、対限界、第4群)、MST(1333日対470日、それぞれP = 0.03)とDFI(324日対184日、それぞれP = 0.008)の両方で有意差が認められた。進行性疾患は、全体(P=0.03)とワクチン接種犬(P=0.02)の両方で、治癒目的の切除よりも限界切除を受けた犬に有意に多く見られた。本研究では、犬の口腔内悪性黒色腫に対して、病期分類後、広範囲切除とアジュバント免疫療法の併用が有効なアプローチであることが指摘された。

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